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デジタルスフィアデザイン

安産・子授けのご利益・大母神の所縁の地「比婆山」の里 母里郷

(島根県安来市伯太町)

比婆山の柱状節理

世界各地に広まりを見せた地母神の信仰に、蛇と亀は深く関係しています。東南アジアのニアス島(インドネシア)では、海岸から見える地平線が亀の甲羅のような曲線に見える事から、大地は亀のような姿の地母神により創造されたという伝説が残ります。亀の姿をした母神というのは現代の私たちには少々意外に感じられますが、常識の枠にとらわれない古代人のスケールの大きな想像力が生み出した世界観は、現代社会に生きる私たちには到底及ばないものかもしれません。そう言えば、沖縄に残る古代のお墓「亀甲墓(カーミナクー)」は亀の甲羅のような形をしており、魂の再生を願ったものと言い伝えられています。母神信仰と何らかの関係があったのではないかと思われます。

また古代シュメール人は亀を航路の守護神としても大切にしたそうです。古代アジアの思想の中には、この世界の根底を大亀が支え、大蛇が生命の輪廻を司るという考えがあり、中国では今も亀と蛇(龍)は神聖な生き物として重んじられてきました。


◆神獣は蛇と亀の絡み合いから生まれた?

比婆山の基盤は玄武岩で構成されています。玄武岩という名称は、中国の神獣・玄武のような姿に見える事からその名がついていますが、神獣・玄武とは、蛇と亀がつがいであるという概念から生まれた架空の生き物です。蛇と亀がつがいというのは不思議な話ですが、古代人にとっては蛇も亀も神の使いでした。ある時、亀が蛇を捕食しようと絡み合う姿を見た人が、「これは蛇が男、亀が女!それぞれの神の使いが一つになるとは、豊穣と生産を表す何ともめでたいお姿だ!」と、そこに生命の生産を連想したとの説があります。単なる食うか食われるかの場面ですが、古代人の豊かな想像力から生み出された神獣というわけですね。

 
◆太古の磁場と古代遺跡のパワースポット

比婆山の基盤を形成する玄武岩は柱状節理を形成し、六角形や五角形などの断面を見せ、それはまるで巨大な亀の甲羅を連想させます。この玄武岩は太古の磁気を帯びており、現在の磁極方位とほぼ逆転しているパワースポットでもあります。その磁場の影響かどうかはわかりませんが、山頂付近にはここにしか生息しないと言われる「陰陽竹」(天然記念物)と呼ばれる植物が繁殖しています。また、比婆山に沿うように流れる伯太川は大蛇を連想させます。この雌雄一対の山容こそが、神聖な大地の母神そのものを想起させるのです。そして山頂付近には、「玉抱石(たまがかえいし)」と呼ばれる古代遺跡「盃状穴(はいじょうけつ)」が存在しています。
 

 
 

比婆山の基盤となっている玄武岩柱状節理。六角形などの石柱が見られ古代の逆転磁場を持つ。

比婆山の山容

古代インドに伝わる宇宙観の一つに、世界は大蛇の上に大亀が存在しているという概念がある。

比婆山の玄武岩と神獣玄武

キトラ古墳に描かれた神獣・玄武。古代中国に生まれた方角の神、四神のひとつ。北方の守護神。

​雲伯堺
比婆山

大母神の坐所

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