top of page
雲伯堺
比婆山

松山地磁気逆転期
(まつやまちじきぎゃくてんき)
- 130万年前の地球の記憶 -

130万年前の地球の記憶が、今も岩石の中に
比婆山玄武岩が固まったのは、今から約130万年前の「松山地磁気逆転期」。当時の地球磁場は、北と南が現在とは向きが逆でした。岩石は固まる瞬間、その時代の磁場の向きをそのまま記録します。比婆山の岩は、今も130万年前の地球の磁場を抱いたまま、ここに眠っています。


なぜ岩石が「地球の記憶」になるのか
地球 は巨大な磁石です。現在は北極がN極、南極がS極の向きですが、地球の歴史の中で磁場の向きは何度も逆転してきました。溶岩が冷えて固まる瞬間、岩石の中の鉱物が当時の磁場の向きに揃って固定されます。これが「古地磁気」と呼ばれる記録です。
比婆山の玄武岩を測定すると、現在とは逆向きの磁気が検出されます。これは130万年前、この溶岩が固まった瞬間の地球の姿がそのまま閉じ込められている証拠です。

130万年前
松山地磁気逆転期。当時の地球磁場は現在と逆向きだった
20年以上
古地磁気データから逆算された、溶岩湖の冷却にかかった年月
578℃
溶岩が固まり磁気が記憶される温度のライン(キュリー点に近い温度)
研究により、岩石に刻まれた磁場のわずかな乱れから、溶岩湖がどれほどゆっくり冷えていったかを逆算することに成功しました。
岩石そのものが、130万年前の「温度計」として機能しているのです。

この場所に、130万年前の地球が眠っています
逆転磁気、異常なストロンチウム濃度、花崗岩基盤の溶岩湖 ― 比婆山の岩石ひとつひとつが、地球の壮大な歴史を物語っています。次は、この大地がなぜ古事記の神々の聖地ともなったのか、その重なりをご覧ください。
bottom of page