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比婆山玄武岩

(ひばやまげんぶがん)

神域への結界

山を8kmにわたって取り巻く、自然が造った結界

比婆山の山頂は、峠之内玄武岩とは別の噴火によってできた「比婆山玄武岩」に覆われています。

この溶岩が山腹を鉢巻状に取り巻く柱状節理を形成しました。その長さは約8km。

古代の人々はこの岩の帯を、神が造った結界に見えたのかもしれません。

比婆山玄武岩柱状節理群の結界

昭和の研究記録に残る、白い鉢巻

1937年(昭和12年)発行の古文書「伊邪那美尊神陵の研究」には、「比婆山を鉢巻状に取り巻く白い帯状の岩が8kmに及ぶ」と記録されています。当時の比婆山を上ノ代から遠望した写真を見ると、確かに白い筋のように7合目付近を柱状節理が露出して、鉢巻状に山頂を取り囲んでいる様子がうかがえます。

比婆山玄武岩柱状節理群(昭和初期の写真)
イザナミノミコトの御陵研究
DSC_0501.JPG

8km

比婆山を鉢巻状に取り巻く柱状節理の長さ(2里)

20〜25m

ファン・デルタ堆積物の厚さ

90〜80cm

花崗岩接触部付近に見られる、大きな柱状節理の太さ

我々の祖先がみたもの

古代の祖霊信仰において、山頂は魂の還る特別な場所でした。雨に濡れて黒く光る柱状節理が、母神の使いとされた亀の甲羅や蛇の鱗のように山を取り巻いている。その姿は古代の人々の目に、神が造った結界、神域として映ったのではないでしょうか?


イザナミノミコトが眠るとされる比婆山が聖地とされたのは、この8kmの結界があったからこそなのかもしれません。

上ノ代からの景色

​雲伯堺
比婆山

大母神の坐所

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